わたりの郷土料理
『はらこめし』
(9月上旬〜12月中旬)
「食材王国みやぎ」を代表する亘理町の秋の味覚「はらこめし」は、 “農山漁村の郷土料理百選”にも選ばれた歴史ある郷土料理として、多くの方にしたしまれています。現在町内には約20店の「はらこめし」を提供する飲食店があり、シーズン中には県内外から多くの方が「はらこめし」を目当てに本町を訪れています。
「はらこめし」の由来は、藩制時代に仙台藩主貞山公(伊達政宗公)が貞山堀工事臨検の際に、亘理荒浜の漁師が元来漁師料理として食していた、鮭の腹子をご飯に炊いた「腹子飯」を献上したところ、貞山公はことのほか喜び、側近へ吹聴したのが、世に珍重されるに至った始まりと伝えられています。
「元祖はらこめし」の郷、わたりならではの本物の味をぜひご賞味ください。
『ほっきめし』
(12月中旬〜5月上旬)
ほっき貝は代表的な冬の海の幸。口の中に広がる独特の甘味はまさに至福の味。貝の王様ならではの食べ応えを満喫して下さい。
味はもとより、ほっき貝は栄養価も高く、鉄分やミネラルが豊富に含まれている食品です。
『あなごめし』
(7月初旬〜8月下旬)
わたりの近海で水揚げされるあなごは、脂の乗りと活きの良さが自慢。ふっくら焼き上げたあなごに、甘辛い秘伝のタレが絡んでとてもおいしいです。
わたりの農産品
『いちご』
東北一の生産量を誇る亘理のいちごは「仙台いちご」の名称で出荷されています。また、宮城県オリジナルブランドとして「もういっこ」があります。真っ赤に熟した大粒のいちごをご賞味ください。
町内の観光いちご園では「いちご狩り」も楽しめます。
『りんご』
県内一の生産量を誇る「亘理産りんご」。
流通には乗らず、庭先販売が主なため、知る人ぞ知る産物となっています。
蜜のたっぷり入った甘酸っぱさをぜひ一度。
『アセロラ』
赤く小さな実に、レモンのおよそ38倍と豊富なビタミンCを含む、スーパーフルーツ「アセロラ」。
元来、南米原産のフルーツのため、温暖な気候でしか育たず、本州では亘理町のみでしか栽培されていません。
さらに、生の果実を食べれるのも、亘理産のアセロラだけです。
農産加工品
水産加工
荒浜漁港で水揚げされた新鮮な真ガレイを漁師秘伝の塩だれに漬け、太陽の恵と潮風が旨味をとじ込めた『干しガレイ』となります。ほどよく水分が抜け、旨味だけが凝縮された「絶品の味」です。
お問い合わせ先
宮城県漁業協同組合仙南支所(亘理)
TEL:0223−35−2111